【コルドロンで英語学習】妖精の国で学ぶ be supposed to do

学習記録

Momiji が実際に Disney+ の作品を使って勉強する中で、英語的に“気になるな”、“おもしろいな”と思った場面を、解説とともにご紹介♪

今回は『コルドロン』より、妖精の国の子どもたちの台詞から be supposed to do という表現を学びます。

【今回の場面】迷い込んだのは妖精の国♡

前回の記事では仲間割れの危機にあったターランとエロウィーですが、その後は無事に仲直り。
さらにここにきて、一度はパーティーメンバーを外れたはずのガーギが再加入し、3人+1匹でヘン・ウェンを探すことになります。

しかしその道中で池の飛び石に仕組まれた謎のトラップが発動!
一行は渦に吞み込まれてしまいます。

…と聞くと、もしやこれはホーンド・キング一味の仕業かと思ってしまいますが、ご安心を!
ターランたちがたどりついたのは池の地下に広がる妖精たちが住む世界でした。

ここに登場する妖精たちは、小さくてカラフルでとびきりキュート♡
子どもの妖精はもちろん、妖精たちの王様であるアイデルリグもまるでサンタクロースみたいな見た目で愛嬌たっぷりです♡

全体的にダークで不気味な雰囲気が漂う『コルドロン』の中でも、この場面はほっとひと息つくことができる平和な場面だと思います。

今回の記事では、この妖精の世界の場面より be supposed to do という表現を紹介します。
会話の中でもよく登場する表現なので、覚えておくときっと役に立ちますよ~!

吹替でも字幕でもしっくりこない不思議台詞

be supposed to do が使われる台詞が登場するのは、気を失った状態で妖精の世界にたどりついたターランたちを、妖精の子どもたちが発見する場面。

妖精の国は本来人間が入ってくるべき場所ではないらしく、子どもたちはみんな、想定外のお客に困惑している様子。

きっと渦巻きが壊れたせいだね…!

この人たち、そのうち目を覚ますんじゃない?

…と口々に言い合います。
(てか、ターランたちが渦巻きに呑み込まれたのって、罠でもなんでもなく、妖精の国の出入り口の不具合が原因なんですね…紛らわしい…!w)

そんな中で女の子の妖精が、

とみんなに提案します。
うんうん、報連相は大事ですからね!
まったくもって正論です。

しかしその提案に青い服の男の子妖精が反論します。
その子の台詞こそ、今回の記事で注目する be supposed to do が登場する台詞です!

まずは原語で読んでみましょう。

You know we’re not supposed to be up here!

コルドロン 00:43:55~  

さて、こちらの台詞、みなさんは訳せますか?
すぐに訳せなくても大丈夫。
このあと be supposed to do の使い方も含めて解説しますので!

ちなみに吹替版&字幕版ではそれぞれ次のような日本語訳になっています。

★日本語吹替の訳はこちら

そんなことしたら、ここへ来たのがわかって𠮟られるだろ

コルドロン 00:43:55~  

★日本語字幕の訳はこちら

ここに来たのがばれる

コルドロン 00:43:55~  

いずれも“ここに来た”という意味が入っている点は共通していますね。
英語の台詞でいうと、 be up here がその部分に該当すると考えられます。

しかし吹替にある「叱られる」(「しかる」を表す代表的な英単語は scold )や字幕にある「ばれる」(「明るみに出る」を表す代表的なイディオムは come out )といった表現は原語の台詞のには見当たりません

どうやらこの台詞、原語と吹替や字幕の日本語訳が完全に対応しているわけではなさそうです。
では、原語の台詞を直訳すると一体どういう意味になるのか、一緒に掘り下げて考えていきましょう!

鍵を握るのは be supposed to do

原語と吹替や字幕の日本語訳に違いがある、青い服の男の子妖精くんの台詞。
一体元々はどういう意味なのか…
その鍵を握るフレーズが be supposed to do です!

suppose という単語自体は、元々「…だと思う」という意味。

suppose … /sə’pouz/ 【他動詞】…だと思う、考える

think とほぼ同じ意味ですが、 think よりも自己主張低めでやわらかい印象のある動詞です。

そして、この suppose を使ったイディオムの定番中の定番なのがこちらの表現!

be supposed to do … /bi sə’pousttə (do)/ …することになっている、…するはずである; …しなければならない

先ほど “suppose はやわらかい印象のある動詞”と説明した直後で恐縮ですが、 be supposed to do は「…することになっている」以外にも「…しなければならない」という結構強めの日本語訳が当てはまる場合も多くあります。

じゃあ have to do や 助動詞の must と同じような表現なのかな?

と思われるかたもいるかもしれませんが、 be supposed to do は、 have to do や助動詞の must に比べると強制力は弱めです。
その要因のひとつとして、 be supposed to do には“…と言いつつ、実際にはそうはなっていないんですけどね!”という意味が暗に含まれることもあるという点が挙げられます。

たとえば、夜更かししている子どもに向かって次のように言う場合。

You’re supposed to be in bed.
あなたはベッドにいないと(=寝ていないと)いけないんですよ。

これが You have to be in bed. だと、“とにかくあなたは寝ていなくてはいけません!”という雰囲気になるのですが、 be supposed to do を使うことによって“もう寝てないといけない時間のはずなのに、まだ起きているなんて、まったくやれやれ…”くらいにまでニュアンスが柔らかくなるような、そんなイメージです。

この微妙なニュアンスの違い、上手く伝われば嬉しいです…!

改めて訳す、妖精たちの真意

be supposed to do の使い方を理解したところで、再びあの妖精くんの台詞を見てみましょう。

You know we’re not supposed to be up here!

コルドロン 00:43:55

この文は You know 、“あなたは知っている”というフレーズから始まります。
実は know と we’re の間には「ということ」を意味する接続詞の that が隠れていて、“あなたは[that 以降の文]だということを知っている”という構造になっています

そして that 以降の文の中で使われているのが、先ほど解説した be supposed to do です。
しかも否定文の中で使われているので“…してはいけないことになっている”という意味になります。
そして do の部分に入っているフレーズは be up here 、すなわち“ここにいる”(up が入っているところから察するに、きっと普段いる場所よりも少し上に位置する場所なのでしょう)

以上の内容を総合して直訳に近い形でこの台詞を訳すと、

という感じになります。
“本当はここにいちゃいけない…けど、実際はもう来てしまっている!”という状況も、先ほどの be supposed to do のパターンに当てはまっていますね。

明確に述べられているわけではありませんが、ここで彼が be supposed to do 「…しなければならない」という表現を使っているところから察するに、きっと妖精の子どもたちは、人間界との出入り口にあたるこの場所にはむやみやたらに近づいてはいけないと、常々言い聞かせられているのでしょう。

そして日本語の吹替や字幕では、そのあたりのニュアンスをくみ取った上で、“ここにいるのがバレたら困る”、“叱られる”という日本語訳になっているのだと思います

元の台詞が意図しているところをよりはっきり際立たせる日本語訳のテクニックも含めて、とっても興味深い台詞でした!

【まとめ】be supposed to do ってこんな表現

最後に今回の記事の内容をおさらいしましょう♪
今回の記事では妖精の子どもたちの台詞から、 be supposed to do というイディオムを学びました。

・be supposed to do は「…することになっている」、「…しなければならない」という意味だよ

・“本当は○○しなければいけない、だけど実際はそうなっていない”というふうに、理想の状態と現実が異なっているという意味を暗に含むこともあるフレーズだよ

ぜひぜひ覚えて実際の英会話の中でも使ってみてくださいね!

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