Momiji の英語学習の原動力はいつだって、ディズニーをはじめとするエンターテインメントの世界!
このコラムシリーズでは、Momiji が普段楽しんでいる映画やドラマ、アニメーション、音楽や本を、自分用の記録も兼ねて、簡単なレビューとともに記録していきます。
知らない作品との出会いのきっかけになれば幸いです。
今回は“映像作品編”の第1回をお届けします♪
マペット・ベビー シーズン1【アニメシリーズ】
ザ・マペッツ好きが高じて、日本の Disney+ で配信中のマペット作品をほぼ見尽くしてしまったわたくし Momiji。
その結果、ついにこちらのシリーズにも手を出すこととなりました。
元々1980年代に赤ちゃん版のマペットが主役の大人気アニメシリーズがあり、この「マペット・ベビー」はそのリニューアル版。
なにげに主題歌もオリジナル版と同じ曲を新バージョンにアレンジして使用していたりします♪
当時はもちろん手書きの2Dアニメでしたが、リニューアル版は今どきのディズニージュニア作品らしくフルCGです。
レギュラーメンバーは本家のザ・マペッツ作品でもおなじみ、カーミット、ミス・ピギー、フォジー、ゴンゾ、アニマルのベビーバージョン。
そこに本作オリジナルキャラクターのペンギンのサマーも加えた仲良し6人組が中心となってお話が進んでいきます。
西部劇やテレビゲームなどのバラエティに富んだ空想の世界で、ベビーたちが音楽ありアクションありの冒険やドタバタを繰り広げる15分のお話を、毎回2本楽しめる構成です。
基本的に未就学児向けなので、ヤジ担当のバルコニーおじいちゃんコンビ、スタトラーとウォルドーフがなんだかやけに優しかったり、ミス・ピギーやアニマルが本家よりも聞き分けが良かったりと、どぎついネタも多い本家に比べると割とマイルドな仕上がりw
しかし、本家「マペット・ショー」の映像が使用されたり、ドクター・ティースご本人が実写で特別出演したりと、本家マペットファンが見ても思わずニヤッとしてしまう場面も結構あるのがあなどれません。
それから有名作品のパロディも積極的に取り入れているのも面白いポイント!
フォジーが『AKIRA』の金田のバイクのパロディをやってのける場面(!)で笑っているのは、多分子どもよりも保護者のほうじゃないのかな…w
メインの6人以外にも、ベビー版ブンゼン&ビーカー、ロルフなんかも登場して、本家との共通点や相違点を見つけるのがとにかく楽しかったです♡
スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー シーズン2【ドラマシリーズ】
「『スター・ウォーズ』シリーズでいちばん好きな映画は?」と尋ねられたら、一切の迷いなく「『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』です!」と即答できるレベルで、私は『ローグ・ワン』が大好き!
そんなわけで、ローグ・ワンのメンバーの一人、キャシアン・アンドーの過去が描かれたドラマシリーズ「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」も、もちろんシーズン1配信当初から楽しんでおります。
「キャシアン・アンドー」よりも先に配信され、すでに大ヒットとなっていた「マンダロリアン」が正統派冒険エンタメ路線なので、キャシアンのドラマも相棒のKとハラハラドキドキの大冒険になるのかと思いきや!
ふたを開けてみると「キャシアン・アンドー」は、様々な登場人物の物語が繊細かつダイナミックに重なり合う重厚な社会派群像劇で、「マンダロリアン」とはまた別ベクトルのとんでもない面白さでした。
映画のスピンオフドラマって、どうしても新登場のキャラクターがそこまで印象に残らないことも多いと思うのですが、「キャシアン・アンドー」ではドラマで初登場した人物たちも総じてキャラが立っていて、描かれ方もとんでもなく丁寧で魅力的!
キャシアン目当てで見ているはずなのに、気づけばルーセンやデドラ、シリルといった新キャラクターの複雑な人生にすっかり夢中になっている自分がいました。
特にデドラは、帝国軍の一員としての各種悪行についてはまったく共感できないけど、男性中心の組織の中でのし上がっていこうとする様子にはかなり心奪われました
なんというか… 闇のジュディ・ホップス、という感じ…!?
…とまあ、このあたりまでの感想はシーズン1にも言えることなのですが、シーズン2で何より嬉しかったのはベン・メンデルソーンとベンジャミン・ブラットの出演!
私、『ローグ・ワン』を観たときから、ベン演じるクレニックが大好きなんですよね♡
お上品ぶっていて神経質そうなおじさんキャラ、たまりません。
そして『スター・ウォーズ』シリーズ初登場のベンジャミン・ブラットは、実は『リメンバー・ミー』のデラクルス役のかた!
キャシアン役のディエゴ・ルナがプライベートでは『リメンバー・ミー』のヘクター役のガエル・ガルシア・ベルナルとガチ幼馴染なので、その二人の共演はなんだか見ていてビミョーな気持ちになりますが…w
それでもベンジャミン演じるオーガナ議員、とてもかっこよかったです!
それから、朝のバラエティ風ニュース番組とか、若者に人気のダンスミュージックとか、「あ、そういう文化って『スター・ウォーズ』の世界にも存在するんだ」という描写が多々あったのも、今後『スター・ウォーズ』シリーズで描ける物語の可能性がすごく広がった感じがして、そういう視点でも面白かったです。
そして何より、帝国軍による虐殺行為や、それを世間に告発するための主要キャラたちの奔走など、現実世界のニュースでも既視感のある展開が満載!
ディズニー傘下でもまだこういう作品がリリースできるという点に、世界平和を願うディズニーオタクとして希望を感じています。
ダーククリスタル【映画】
最後はディズニー〝以外〟の映画作品の感想です。
とはいえ、まったくディズニーに関係ないかと言われるとそうでもなくて…
『ダーククリスタル』は、ディズニー的にはザ・マペッツ作品、世間一般的には「セサミストリート」で知られるジム・ヘンソンが手掛けた1982年公開のファンタジー映画。
ザ・マペッツや「セサミ」からもわかるように、ジム・ヘンソン作品といえば人形劇。
この映画も人間のキャストは一切画面に登場せず、登場キャラクターは全員人形や着ぐるみで表現されています。
作品に主に登場するのは、悪を象徴するスケクシス族、善を象徴するミスティック族、絶滅危惧種のゲルフリン族という3つの種族。
ゲルフリン族の生き残りの少年ジェンが主人公として、世界を救うとされる水晶を巡って冒険に出かけるというストーリーです。
ザ・マペッツや「セサミ」で培った人形劇の手法を活かしつつも、それらとはまったく毛色が異なる本格ファンタジーな世界観をもつ物語で、より芸術的なものを、誰も見たことがないようなものを作ろうとした…
そんなジム・ヘンソンの熱いクリエイター魂をひしひしと感じる作品でした。
まず私が心を奪われたのが主要キャラクターのデザイン。
一部従来のマペットらしい可愛い種族もいますが、ゲルフリン族はまるでドールのような繊細なデザインですし、そしてスケクシス族とミスティック族はまるで恐竜のような見た目!
ビジュアル的にはゲルフリン族が好きな私ですが、キャラクターたちの人間臭さでいうとスケクシス族も私は結構好き♡
スケクシスたちは作中で常に権力争いをしているのですが、そんな中でも私は、権力にはあまり関心を示さずに実験に精を出しているマッドサイエンティストな科学者スケクシスに惹かれました。
なんというか、実験さえ上手くいけば幸せ!という感じが、「キングダム ハーツ」のヴィクセン/エヴェンみを感じて好きなんですよね~♡(根っからのヴィクセン/エヴェンファンなのです、私)
しかもブルーレイ版吹替の担当は千葉繁さん(野沢那智さんの後を継いで2代目ヴィクセン/エヴェンを演じられています)なので、さもありなんという感じw
さらに、科学者スケクシスの着ぐるみの中に入っている&原語版の声を演じているのがスティーヴ・ホイットマイアというところにもびっくり。
リゾやビーン・バニー、ジム・ヘンソンの後を継いでの2代目カーミット&アーニーなど、明るいキャラややんちゃなキャラなイメージが強かったので、こんな私好みのマッドサイエンティストを演じていらっしゃったとは意外でした!
ストーリーや世界観には、私の知っている作品の中だと、『スター・ウォーズ』や『ふしぎの国のアリス』、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』といった宮崎駿監督作品、そして「キングダム ハーツ」的なものを感じました(余談ですが、ロルフがどうやら「キングダム ハーツ」の存在を認識していることが最近発覚し、マペッツ界隈が最近ざわついてますw)。
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、単純に勧善懲悪の物語ではなく、世界のバランスみたいなところに重きを置いているあたりが面白かったです。
『アイディアマン』でジム・ヘンソンの生涯に惹かれた身として、きちんと触れられて本当に良かったなと思える作品です。
ちなみに今回YouTubeの公式無料配信で鑑賞したのですが…
この調子でぜひ『ラビリンス』もお願いできればありがたいです…!(強欲)
気になる作品がありましたら、英語の勉強の息抜きにぜひ観ていただければ嬉しいです♪
特にこの中だと「マペット・ベビー」はひとつのお話が短い&子ども向けのわかりやすいストーリーということで、英語学習目的で鑑賞するのも楽しいですよ!
いつか学習記録のコーナーでも取り上げてみたいなあ…!
次回の更新もどうぞお楽しみに♡


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