Momiji が現在読んでいる最中のディズニー公式〝以外〟の洋書を紹介します。
こちらの記事では〝ザ・マペッツ〟シリーズを中心に活躍した人形使い、リチャード・ハントの伝記本 Funny Boy: Richard Hunt Biography について取り上げます。
リチャード・ハントってどんな人?
わたくし Momiji がいま読んでいて、Instagram の投稿や Twitter のスペースでせっせと章ごとに感想を紹介している洋書。
それが リチャード・ハントの伝記、 Funny Boy: Richard Hunt Biography という本です。
…と言っても、そもそもリチャード・ハントという名前を聞いたことがない、というかたがほとんどではないでしょうか?
大丈夫です、私もつい数年前まではそこまでピンときてませんでしたから…!
しかし、かつて「セサミストリート」や「フラグルロック」といった人形劇番組をNHKで見ていた世代のかたなら、彼の演技を必ず一度は見たことがあるはず。
彼は「セサミストリート」、「フラグルロック」、そして現在はディズニーが権利を有する〝ザ・マペッツ〟シリーズなど、ジム・ヘンソンが生み出した人形劇作品、いわゆるマペット作品で活躍した人形使いさん。
- 「セサミストリート」のふたつ頭のモンスター(の右側)、牛のグラディス、忘れん坊のジョーンズ、サリー、プラシド・フラミンゴ etc.
- 「マペット・ショー」のスクーター、ビーカー、ジャニス、スウィータムズ etc.
- 「フラグルロック」のゴーグ王子 etc.
といった子たちが、彼が演じてきた主なキャラクターです。
なので広い意味では彼もまたディズニーゆかりの人物というわけなのです。
そう、すご~く広~い意味では…!
(でも最近、この本の著者を招いてのオンライントークイベントが、ウォルト・ディズニー・ファミリー・ミュージアム主催で開催されていたので、少なくともディズニー家にはちゃんと〝ディズニーに貢献してくれた人〟認定してもらっているようです! 良かった!)
エネルギッシュでユーモアあふれる性格と、人形使いの面々の中でもトップクラスの歌唱力で、マペット作品を引っ張っていたリチャード。
しかし彼はエイズが原因で40歳という若さでこの世を去ってしまいます。
そんな彼の半生は、マペット作品オタク御用達のほぼ公式公認ファンサイト Muppet Wiki にも簡潔にまとめられています。
とはいえ、Muppet Wiki で触れられているのは、あくまで彼の人生のほんの一部。
Funny Boy: Richard Hunt Biography では、そんな彼の短くも濃い生涯が、マペット作品制作の舞台裏エピソードやプライベートを知る友人たちの証言などの貴重な情報を交えながら、さらに深く描かれているというわけです。
Funny Boy ってどんな本?
Funny Boy: Richard Hunt Biography の本としての仕様は下記の通り。
| タイトル | Funny Boy: Richard Hunt Biography |
| 出版年 | 2024年 |
| 仕様 | ハードカバー、本文333ページ、モノクロ(一部写真ページカラー) |
| 著者 | Jessica Max Stein |
| 出版社 | Rutgers University Press |
正直な話、この本の現物が実際に手元に届くまでは、
30年以上前に若くして亡くなった、ほとんどテレビ画面や映画館のスクリーンに顔が映ることのない人形使いさん…
そのかたの半生だけで丸々一冊の本が書けるものなの?
と、私はリチャード・ハントにもこの本の著者の Jessica Max Stein にも大変失礼な疑念を持っていましたw
しかし届いたのは300ページ以上あるずっしりとした豪華なハードカバー本!
もちろんページはどこを開いても文字がびっしり。
情報の質においても、インターネットの情報だけでは絶対にカバーできない、生前のリチャードを知る人たちによる貴重な証言が詰まっていて、どこを読んでも驚きと発見の連続です。
これだけの情報を収集した Stein さんの情熱には本当に頭が下がります。
私自身、英語で誰かの伝記を読むのは初めてですし、そもそも日本語でも大人が読む分厚い伝記本なんてウォルト・ディズニーとそのお兄さんのロイ・ディズニー(なぜか地元の図書館にあったんですよ、ロイの伝記がw)のものくらいしか読んだことがなかったのですが、少なくともこの Funny Boy に関しては、まるで小説を読んでいるような感覚で楽しく読み進められています。
気づけば自分もセサミストリートやマペット・シアターに迷い込んだ気分になれるのが本当に楽しくて…!
そして、この本にはリチャードの人生が全部で20の章に分けて記されているのですが、この各章の冒頭にリチャードの貴重なお写真が1枚ずつ掲載されているのも、マペット作品に関わるパフォーマーさんたちのファンとしては大変嬉しいポイント。
しかもカラー写真はちゃんとカラー印刷になっている!
なんという手間暇…!
ジム・ヘンソン(マペットの世界の生みの親で、主な担当マペットはカーミットやアーニーなど)やフランク・オズ(クッキーモンスターやミス・ピギーなどを担当、『スター・ウォーズ』シリーズのヨーダ役としても有名)といった人形使い仲間と一緒に写った集合写真はもちろん、ジェリー・ネルソン(カウント伯爵役等を担当した人形使い)の娘さんと楽しそうにふざけ合っているお写真、『マペット・ムービー』の撮影で実際にスクーターの人形を操っているときのお写真、そして生涯で最愛の恋人だったと本人が語るネルソン・バードとの仲睦まじいツーショット写真など…
どのお写真にもリチャードの人生のきらめきが詰まっていて、それを本の形で手元に置いておけるというだけでも、本当に幸せだなと感じます♡
この本を読もうと思ったきっかけ
最初のきっかけは、2024年に Disney+ で配信された、マペット作品の生みの親であるジム・ヘンソンの生涯を描いたドキュメンタリー映画『ジム・ヘンソン:アイディアマン』でした。
元々マペット作品の大ファンではありましたが、『アイディアマン』でジムの人生に大きな感銘を受け、そこからタガが外れたように私の中でのマペット作品熱が燃え上がります!
『アイディアマン』の感想を吐き出すためだけに、このブログ用にもわざわざ記事を1本書き上げてしまったところからも、私の尋常でないハマりぶりが伝わることでしょうw
そこから、日本の Disney+ で配信されているマペット作品を片っ端から再鑑賞し、毎日のように「セサミストリート」の YouTube チャンネルに通いつめ、ザ・マペッツのキャラクター百科事典(もちろん洋書です)を熟読する日々が現在進行形で続いています。
(よければキャラクター百科事典を題材に取り上げた英語学習記録も読んでいってね^^)
また、『アイディアマン』という作品は、それまでただただカーミットやミス・ピギーといったキャラクターの魅力に着目していた私に、そのキャラクターを作り上げた人、演じている人は一体どんな人物なのか、という新たな視点を与えてくれました。
ジム・ヘンソンとフランク・オズ、それからビッグバード役で有名なキャロル・スピニーあたりは、それまでもある程度認識していたのですが、ジェリー・ネルソンやフラン・ブリル、デイヴ・ゲルツ、そしてリチャード・ハントといった人形使いさんの名前と演じているキャラクターがはっきりと一致したのは、『アイディアマン』を観て以降のことでした。
マペット作品に関わった人たちについて、もっともっと深く知りたい!
何か参考になる本はないだろうか?
そう考えていたときに出会ったのが、この Funny Boy: Richard Hunt Biography という本の情報でした。
まず、『アイディアマン』の中でもほんの一瞬しか登場しなかった(ご存命のフランクやデイヴと違って新規のコメントをもらえないので仕方がないと言えば仕方ないのですが…)リチャード・ハントの伝記が存在するという時点で私はびっくり!
もちろん、ジム・ヘンソンの伝記本や「セサミストリート」の制作の舞台裏をまとめた本なども存在するのですが、私はなぜか、
リチャードの人生… なんかちょっと気になる!
と、この本に心惹かれるものを感じました。
ドキュメンタリー映画が作れるほどたくさんの映像が残っているジム・ヘンソンとは異なり、基本的に画面に映らない場所で人形を操作していることがほとんどだったリチャード・ハント。
そんな彼が40年という短い人生の中で、どんな生活を送り、どんなことを考えてきたのか…?
どうせなら、そういった他ではなかなか知ることができない情報を洋書を通じて知りたいと考え、私は勇気を振り絞って Amazon のアプリで購入ボタンをタップしたのでした!
あと、ジム・ヘンソンや「セサミストリート」の本はこの先も何度も重版がかかりそうですが、リチャード・ハントの伝記というニッチなテーマのこの本は、一度紙の本が売り切れてしまったら、その後は電子書籍のみの販売となってもおかしくなさそうだな、というきわめて現実的な理由もあったりもするのですが…w
どんなふうに読んでいるの?
洋書の読み方にも色々流派(?)がありまして…
以下、私が勝手に命名しているのですが、
- 辞書を引かず、テンポよく英文の内容を楽しむことを重視する〝多読〟型
- 知らない単語はちゃんと辞書を引きながら読んでいく〝王道〟型
- 知らない単語どころかすべての単語を分析する〝精読〟型
- 何なら自分で訳文を作りながら読んでいく〝訳読〟型
…などなど、英文・洋書の読み方は学習者の好みや目的によって十人十色です。
ちなみに、私が学習記録として取り上げているザ・マペッツのキャラクター百科事典 The Muppets Character Encyclopedia は〝精読〟と〝訳読〟を組み合わせた一番時間のかかる&正確に読解できる方法で読んでいます。
読んで学んだ内容をブログ記事にする手前、本の内容についても英語の意味や文法的な側面についても、正確な情報を把握したいですからね…!
しかし、Funny Boy: Richard Hunt Biography については、333ページに文字がびっしり!なので、精読までやっていたらいつまで経っても読み終わらない!
ということで、章ごとに、
STEP① とりあえず〝多読〟型の読み方で章の終わりまで読破する
↓
STEP② その後、知らない単語を調べながら日本語訳を Word に打ち込む
※といっても誰かに見せるわけではないので、どうしても意味がわからない文章はすっとばすし、文章表現が多少不自然でも自分が後から読み返して本の内容がわかればOK!というレベルの、メモ代わりの訳文です
↓
STEP③ Twitter のスペースや Instagram の投稿で、この本で初めて知ったことや印象に残ったことをアウトプット
という流れで現在は読み進めています。
結構手間はかかりますが、おかげさまで約1年で半分まで読破できました!
STEP③ にもあるように、1章読み終わるごとに Twitter や Instagram で感想をアウトプットしているのですが、どうしても SNS は後から見返したりするのが難しい側面があるので、こちらのブログのほうにも読書の記録をまとめておければと考えています^^
今回の記事は Vol.0 と銘打っていますが、 Vol.1 以降の記事では 5章ずつのペースで感想をまとめていく予定です。
全20章なので、20÷5で、全4回連載ですね♪
今も映像作品や海外パークで大活躍している愉快なキャラクターたちをたくさん生み出し演じてきたリチャードさんの人生に、ぜひ私と一緒に思いを馳せていただければ幸いです♡





コメント