【塔の上のラプンツェルで英語学習】〝特等席〟って英語でなんて言う?

学習記録

Momiji が実際に Disney+ の作品を使って勉強する中で、英語的に〝気になるな〟〝おもしろいな〟と思った場面を、解説とともにご紹介♪

今回は『塔の上のラプンツェル』より、ユージーンの台詞から〝特等席〟を英語でどう表現するかを学びます。

ラプンツェルと楽しい王国見物へ!

ゴーテルの言葉に戸惑いながらも空飛ぶ光を目指してユージーンとの旅を続けるラプンツェル。
途中でマキシマスも仲間に加え、一行はついに王国の中心地に到着します。

人混みでは不便な長い髪を子どもたちに可愛くヘアアレンジしてもらったり…
国王夫妻と赤ん坊の頃に行方不明になったというプリンセスの壁画に不思議な運命を感じたり…
ユージーンと一緒にダンスに参加したり…(ちなみに私はこの場面で流れる“Kingdom Dance”という曲が大好き♡)

本当ならこのラプンツェルの初めての王国見物の場面から台詞を紹介したいところなのですが…
改めて見返してみると、実はこの場面、台詞がほぼないんですよね!
台詞がないのにラプンツェルの喜びや興奮、そして彼女とユージーンの距離がさらに縮まったことが伝わってくるのは本当に凄いことなのですが…
英語ブログとしてはちょっと寂しい…w

ということで今回の記事では、そのもう少し先、昼間の王国見物を終えた〝後〟、いよいよラプンツェル念願の空飛ぶ光を見に行こうという場面から、ユージーンの台詞をピックアップします。

〝特等席〟 あなたなら英語でどう言う?

念願の空飛ぶ光を見物するためにボートで海に漕ぎ出したラプンツェルとユージーン。
これからどこに行くのか不思議そうなラプンツェルに、ユージーンはこんな言葉をかけます。

人生で最高の日なんだろ?
とびきりの席を用意しなきゃ。

塔の上のラプンツェル 01:04:36~

上記が日本語吹替での台詞。

そして日本語字幕だと次のような台詞になっています。

人生最高の日だろ?
特等席で見物だ。

塔の上のラプンツェル 01:04:36~

空を埋め尽くすランタンを海の上から眺めるなんて、まさにとびきりの〝特等席〟ですよね♡

そして私はこの日本語のユージーンの台詞を見て、ふとこんなことを思いました。

…〝特等席〟って、私なら英語でなんて言うだろう?
best seat とかかな???

さて、あなたならどんな単語を使って〝特等席〟を英語で表しますか?

この後の章ではユージーンが作中で実際に使っていた表現を紹介するので、ぜひここで一度予想を立ててみてくださいね^^

英語で表す〝特等席〟~ユージーン編~

空を飛ぶ光を見るために、ラプンツェルをボートに乗せて〝とびきりの席〟〝特等席〟へ連れていこうとするユージーン。

さあ、〝特等席〟を英語で何と言うか予想できましたか?

それでは正解発表。
原語版でのユージーンの台詞はこんなふうになっていました!

Best day of your life?
I figured you should have a decent seat.

塔の上のラプンツェル 01:04:36~   ※マーカーは筆者が独自に追加

黄色でマーカーを引いた部分が、ユージーンの台詞の中で〝特等席〟にあたる英語表現です。

seat =シート=「座席」は、日本語としても浸透しているのでイメージがつきやすいと思います。

逆に decent はあまり耳馴染みがない英単語かもしれませんね。
〝特等席〟という意味で使われているんだから、きっと特別感溢れる意味があるんだろう、なんて予想したくなりますが…
辞書を引くとこんな訳語が載っています。

decent … 【形容詞】①〈質が〉まずまずの、けっこうよい ②(社会通念上)きちんとした、道義にかなった

「とびきり」や「特等席」という字幕や吹替の台詞のイメージとは異なり、なんだか〝中の上〟くらいな雰囲気のある英単語ですね。

でもユージーンの皮肉っぽくて世間擦れしている性格を考えると、

と全力でラプンツェルにアピールするよりも、

という少しカッコつけた言い方のほうがしっくりくるような気がします。

このあたりは英語の台詞だからこそ感じられる〝ユージーンらしさ〟ですね♡

英語で表す〝特等席〟~辞書を引いてみよう編~

ユージーンが〝特等席〟を表すのに使った decent seat は、彼らしい皮肉っぽさが混じった英語表現でした。

だけど私たちが日常生活で〝特等席〟という言葉を使うなら、ユージーンのような回りくどい表現はせずに、最高の席であることを全力でアピールしたいですよね!

なのでユージーンが使っていた表現以外に〝特等席〟を表す英語表現にどんなものがあるか、私の相棒である電子辞書さんで片っ端から調べてみました!
その中からこれは使えそうだと思ったものをいくつかピックアップしますね。

special seat
文字通り〝特別な席〟という意味ですね!
どの和英辞典でも〝特等席〟という言葉を検索すると真っ先にこの表現が出てきました。
私たちが日常生活で使う〝特等席〟という表現にいちばん近いものだと思います。

box seat
次によく出てきたのがこちらの表現。
これは先ほどの special seat よりも限定的な意味で、大きな劇場の観客席の横側にあるバルコニーみたいな席のことを指す表現です。
外国の映画のオペラの観劇シーンで、よくセレブなお客さんが座っていますよね!
(それともそんなイメージを持っているのは私だけ!?w)

grandstand
box seat はお芝居が上演される劇場の〝特等席〟でしたが、スポーツの競技場のメインスタンドのことは grandstand と表現するようです。
スポーツ観戦のときにはこちらの表現が便利ですね♪

ひとことで〝特等席〟といっても、お芝居の鑑賞だったりスポーツ観戦だったり、シチュエーションによって観客席の形状は異なるので表現は色々だよね~!と、調べながらしみじみ言葉の面白さを感じました。
ぜひその場の状況に応じて使い分けてみてくださいね!

【まとめ】〝特等席〟を表す英語表現大集合!

最後に今回の記事の内容をおさらいしましょう♪
〝特等席〟を表す英語表現にはどんなものがあったでしょうか?

・映画の中でユージーンが〝特等席〟を表すのに使っていたのは decent seat というフレーズ!
 〝最高の席〟というよりも〝まずまずの席〟という意味で、ユージーンらしさのある皮肉っぽい表現
だよ

・一般的に〝特等席〟は special seat という表現がよく使われるよ

・大きな劇場のバルコニー席は box seat 、スポーツの競技場のメインスタンドのことは grandstand というよ

ひとくちに〝特等席〟といっても表現は色々!
言葉って本当に面白いですね♡

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