Disney+の配信作品を英語学習者視点でレビュー!
今回の作品はディズニーの長編アニメーション映画『リトル・マーメイド』です。
基本データ
タイトル | リトル・マーメイド (原題:The Little Mermaid) |
公開年 | 1989年 |
上映時間 | 1時間27分 |
監督 | Ron Clements, John Musker |
脚本 | Ron Clements, John Musker |
日本語吹替版翻訳 | 松澤 薫(翻訳)、近衛 秀健(訳詞) |
今回の作品は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編アニメーション映画第28作『リトル・マーメイド』。
アンデルセンの童話「人魚姫」を原作に、人魚の王女・アリエルの恋と冒険を描いたミュージカルアニメです。
明るく前向きな主人公、ファンタジックな映像、耳に残る挿入歌…と、〝これぞディズニー!〟という要素がふんだんに詰まっていて、ウォルト・ディズニーの死後〝低迷期〟にあったスタジオに新たな黄金期をもたらした作品と言われています。
テーマパークやグッズ、ゲームやミュージカルなど、映画の枠を超えた展開も非常に盛ん。
特に近年ではスマホ向けゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド」でヴィランのアースラとフロットサム&ジェットサムをモチーフにしたキャラが大人気になったりもしましたね…!
そして2023年には、2010年代頃からのディズニー過去作リメイクの流れに乗り、満を持しての実写版が公開。
そんな長年にわたって愛され続けている名作アニメーション映画『リトル・マーメイド』を教材代わりに、楽しく英語を学習していきましょう♪
あらすじと見どころ
アリエルは好奇心旺盛で天真爛漫な人魚の国のプリンセス。
秘密の洞窟に隠している人間の道具のコレクションを眺めては人間の世界への憧れをつのらせ、さらに嵐の海で助けた人間の王子・エリックに一目惚れまでしてしまいます。
人間を危険視している父親のトリトン王は、そのことを知り大激怒!
しかし夢と恋を諦めきれないアリエルは、人間の脚を手に入れるため、海の魔女・アースラと危険な取り引きをすることに…
音楽、映像、ストーリー…と『リトル・マーメイド』の魅力は多々ありますが、Momijiとしてはやっぱりアリエルの可愛さを推したいと思います♡
自由に言葉を喋れないからこその表情や動きの豊かさ、プリンセスの中でも群を抜いて積極的な恋愛への姿勢…
特にエリックの像と戯れるシーンは、彼女らしさが詰まっていて大好きなシーンです!
word数や難易度
作品の中に登場する単語すべての難易度をチェックしたところ、次のような結果になりました。
word数 | 割合 | |
★★★ | 約4,770語 | 75% |
★★ | 約855語 | 13% |
★ | 約180語 | 3% |
その他 | 約330語 | 5% |
固有名詞など | 約245語 | 4% |
合計 | 約6,380語 | 100% |
『ジーニアス英和辞典 第5版 用例プラス対応』(大修館書店)の重要度に基づいて単語数をカウントしています
1分あたりのword数の平均…約73語
難易度別の単語の割合は、平均的と言えます。
一部海の生き物にまつわるマニアックな単語も登場しますが、それ以外はほぼ日常会話レベルの易しい単語でストーリーが成り立っている印象です。
台詞量も1分あたりの平均単語数は約73語と、多すぎず少なすぎず、ちょうど良い量ですね。
(少なすぎても物足りないですし、多すぎてもしんどいですからね…!)
あと、これは『リトル・マーメイド』に限らず、ディズニー映画あるあるだと思うのですが…
物語がクライマックスにさしかかると、アクションシーンや台詞なしのエモーショナルな場面が多くなり、台詞量がぐっと少なくなる傾向があります。
学習に役立ちそうな台詞は大体物語の序盤~中盤あたりに集中していますので、もしピンポイントで一場面を教材にしたい場合はご参考まで~♪
こんなあなたの英語学習におすすめ!
『リトル・マーメイド』を使っての英語学習は、こんなあなたにおすすめです!
初めて長編映画で英語学習に取り組むあなたにおすすめ!
〝これまで短めの作品で英語学習していたけど、やっぱり長編映画にも挑戦したい!〟
というかたが最初に取り組むのにはぴったりの作品だと思います!
まずは何よりストーリーが単純明快!
もともと『リトル・マーメイド』の大ファン!という人はもちろん、そうでない人も〝ハッピーエンド版「人魚姫」〟と言われれば、ある程度展開の予測がつくのではないでしょうか?
そういう意味では、複雑なストーリーに気をとられることなく、安心して英語の学習に集中することができるタイプの作品だと言えます^^
パークでアリエルやエリックとおしゃべりしたい人におすすめ!
世界各国のディズニーのテーマパークでは、アリエルやエリックのキャラクターグリーティングがおこなわれているパークも多々あります。
〝はじめまして〟〝ありがとう〟だけじゃ物足りない!
アリエルたちともっと楽しくおしゃべりしたい!
…そんなあなたにも、おしゃべりのネタ探しとして、英語の台詞をじっくり味わいながら『リトル・マーメイド』を鑑賞することをオススメします。
dinglehopper (カミスキー)(本当はフォークです) や snarfblatt (チビホーン)(こちらは煙草のパイプ)など、作中でスカットルが説明していたデタラメな道具の名称についてアリエルに尋ねれば、きっと喜んで会話にノってくれるはず♡
契約に関する英単語を覚えたいあなたにおすすめ!
『リトル・マーメイド』のヴィランであるアースラは、悩みを抱えた人たちを言葉巧みに誘惑し、自らに有利な契約を結ばせる…というやり口で多くの人を支配しているキャラクター。
アースラがアリエルやトリトンと契約絡みの話をするシーンには、現実世界の契約の場面でも見かける単語が多数登場します。
これはなかなか他のディズニー作品にはない面白い特徴だと思います♪
アースラの登場シーンに注目して、契約にまつわる英単語をピックアップして暗記する!というのも、記憶が定着しやすくてオススメです!
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