「アンダー・ザ・シー」で学ぶ!海の生き物の英単語10選【リトル・マーメイド(1989)】

学習記録

Momijiが実際にDisney+の作品を使って勉強する中で、英語学習的に〝気になるな〟〝おもしろいな〟と思った場面を、解説とともにご紹介♪

今回は『リトル・マーメイド』より、セバスチャンが歌う「アンダー・ザ・シー」に登場する海の生き物を表す単語を取り上げます。

【今回のシーン】海の仲間が大集合♪「アンダー・ザ・シー」

今回は台詞の文法解説メインのいつもの記事とは少し趣向を変えた番外編。
『リトル・マーメイド』の魅力と言えば、やっぱりアラン・メンケン&ハワード・アシュマンのゴールデンコンビによる名曲の数々ですよね!
今回はその中でも、アカデミー歌曲賞を受賞した「アンダー・ザ・シー」を取り上げたいと思います。

エリック王子に会うため再び海上へ行こうとするアリエルを引き止めるため、セバスチャンが海のゆかいな仲間たちを総動員して海底の世界の素晴らしさを歌う… そんな楽しいナンバーです。

YouTubeにも映像付きで公式に動画が公開されていますので、それでは早速ご覧ください!

The Little Mermaid – Under the Sea (from The Little Mermaid) (Official Video)


こちらの映像からもわかるとおり、「アンダー・ザ・シー」のシーンには、有名どころからレアな生き物まで実に多種多様な海の生き物が登場します!
映像だけでなく歌詞の中にもいろいろな海の生き物の名称が登場しているのですが、あまりにも多すぎるため、日本語の字幕や吹替では文字数の関係上どうしても拾うことができない生き物もちらほら…

ということで今回は、「アンダー・ザ・シー」の歌詞の中に登場する海の生き物を表す英単語を、どどん!と10個ご紹介します!

めったに使う機会がない単語のオンパレードかもしれませんが…
たまには好奇心の赴くままに、実用性ゼロの単語を調べるのも結構楽しいものですよ!笑

ということで、肩の力を抜いて、アリエルたちの住む海底にはどんな生き物がいるのか、英語視点で楽しく冒険しちゃいましょう!

なお、Momiji は英語の説明はできても、海洋生物に関する知識は素人なので、その点はご了承いただいた上で読み進めていただけると幸いです…!

【初級編】聞いたことあるかも!? 日本でも馴染み深い単語たち

①bass…バス

乗物のバス? 合唱などでのパート分けのバス?
いいえ、このバスは〝バス釣り〟で釣る魚の「バス」!
2番とラストのサビの間の、真似して歌うのが非常に難しい、あの早口のパートに登場していて、映像の中では青い大きめの魚として描かれています。

ちなみに、乗物のバスの綴りは bus ですが、音楽用語のバスと魚のバスはどちらも綴りは同じ bass 。
そして「アンダー・ザ・シー」の歌詞には、楽器のベースという意味での bass も使われています!
だけど、ベースを演奏しているのは別の魚で、じゃあバスはどの楽器を担当しているかというと、ブラスを吹いていて…
ああ、ややこしい!

②sardine…サーディン

こちらはオイルサーディンでおなじみの「サーディン」。
3回目のサビに登場して、ビギンのリズムを奏でています♪
その歌詞が歌われるタイミングでセバスチャンのまわりを黄色い魚の群れが泳いでいるので、おそらくそれがサーディンなのでしょうね。

③clam…二枚貝

クラムチャウダーの具からも想像がつく通り、clam は「二枚貝」という意味です。
こちらも3回目のサビのクライマックスに登場します。
貝がカチャカチャとリズムを取っていて見た目にも耳にも楽しい場面ですね♪

それにしても…私、さっきから釣りや食べ物の話ばかりしていますね…
そりゃセバスチャンやトリトン王が野蛮だ危険だと言って人間を警戒するわけだ…!

【中級編】英語ではこう呼ぶ! ちょっと意外な単語たち

④seaweed…海藻

こちらは曲が始まってすぐに登場する単語。
隣の芝生は青く見える、ならぬ、隣の「海藻」は青く見える… 改めてすごいインパクトの歌詞ですね!

seaweed でひとつの単語として辞書に載っていますが、分解すると sea が「海」、weed が「雑草」という意味だったりします。
じゃあ私たちは〝海の雑草〟を味噌汁に入れたりサラダにしたりしているってこと…?笑

⑤sturgeon…チョウザメ

チョウザメの卵がキャビアなのはご存知の方も多いと思いますが、では「チョウザメ」自体は英語でどう呼ぶでしょう?
答えは sturgeon!

サメなのに名前に shark が付かないの?と思ったら、そもそもチョウザメって、サメではないけどサメに似ているから名前に〝サメ〟とついているだけなんですって!

画像検索してみると、たしかに〝サメ〟の名に恥じないシャープで強そうな見た目をしていますが、「アンダー・ザ・シー」のシーンに登場するチョウザメは、つぶらな瞳でかわいく描かれていますよ♡
2番のサビの終盤にエイと一緒に登場するのでチェックしてみてください♪

⑥ray…エイ

⑤のチョウザメと同じ場面に登場する「エイ」は、英語だと ray 。

他のディズニー作品だと、ピクサーの『ファインディング・ニモ』にニモたちの担任のエイ先生というキャラクターがいますが、彼の英語でのキャラクター名も、そのものずばりな Mr. Ray となっています。

海の中が舞台の2大ディズニー映画に共通して登場する単語、ディズニーファンならきっと楽々暗記できてしまうはず!?

⑦blowfish…フグ

ぷくーっと膨らむ姿が印象的な「フグ」は、英語では blowfish といいます。

blow には「息を吹きかける」という意味があるので、「アンダー・ザ・シー」の中で珊瑚でできた管楽器のようなものに息を吹き入れて演奏しているのは、まさに適任といえますね♪

【上級編】辞書を引いてもよくわからない!? レア単語たち

⑧blackfish…ブラックフィッシュ

見たままに訳すと〝黒い魚〟ですが、一続きの単語になっている blackfish と、ただの黒い魚ではなく、辞書には「ゴンドウクジラ」「ブラックフィッシュ《アラスカ・シベリア産の淡水魚;食用》」「産卵直後のセイヨウサケ」といった意味が載っています。

「アンダー・ザ・シー」の中では①の bass 同様あの早口パートに登場し、映像では女性ソウルシンガー風の魚が歌っているのが目に入りますが…(多分 black にかけているんでしょうね)
一体どの生き物のつもりで描かれているのかは、専門家ではない私にはなかなか判別がつきません。
さすがにゴンドウクジラではないと思うのですが…

もしも海洋生物に詳しい方がいらっしゃったら教えてください ><

⑨smelt…キュウリウオ

⑧の blackfish が登場したすぐ後に画面に登場するのが smelt です。
辞書を引くと「キュウリウオ」という名前が出てきました
私にとっては初めて聞く種類の魚で、〝きっと見た目がキュウリに似ているんだろうな~♪〟と思いながらさらに詳しく調べてみると…
キュウリに似ているのは見た目ではなく、においだという衝撃の事実が発覚!
キュウリのにおいがする魚…?
ますます気になってきました…!

⑩sprat…スプラット

ラストは⑨の キュウリウオ とセットで登場した sprat。
こちらは辞書での日本語訳も、発音通り「スプラット」で、ヨーロッパ産のニシン科の魚なのだそうです。

画像やらなんやらを調べていると、日本でもこのスプラットを使ったお魚スナック的なお菓子が発売されているのを発見し…
だめだめ、ここで〝食べてみた~い!〟なんて言ったら、またセバスチャンたちに白い目を向けられてしまう!笑


改めてひとつひとつの単語を調べて思ったのは、言葉ってやっぱりおもしろい!ということ。
いつも何気なく聞いているはずの「アンダー・ザ・シー」も、改めて歌詞を一語一語調べてみると、辞書を引いても完璧には理解できないほどマニアックで奥深い海洋生物の世界が広がっていて…
こういう未知の世界を知ることができるのも、映画を通じて英語を学習する楽しみの一つだと思います♪

そして、本当に魚の種類って奥が深すぎてわからないことだらけなので、万一その分野に詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ専門家視点の詳しい考察を聞かせてください、お願いします!笑

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