【今回の場面】吟遊詩人フルーダー登場
ガーギ、クリーパーをはじめとするホーンド・キングの手下たち、エロウィー姫と、どんどん登場人物が増えて賑やかになってきた『コルドロン』の物語。
今回紹介する場面でも、ターランの旅の仲間になってくれる新たなキャラクターが登場します。
そのキャラクターの名はフルーダー!
人の言葉の真偽を見抜く不思議なハープを所有する吟遊詩人です。
…な~んて設定を聞くと、なんだかミステリアスでかっこいいキャラのように思えますが、その実態は可愛くて気の良いおじちゃんキャラ♡
ターランの旅の仲間の中で一番の癒し系キャラだと私は思っていますw
英語版の台詞ではフルーダーがフルネームで Fflewddur Fflam と名乗っています。
エロウィー Eilonwy に続いてまたまた覚えにくいスペル…!
今回の記事では、そんなフルーダーの台詞から“知らない”を表す英語表現を紹介します。
な~んだ!
“知らない”を英語でどう言うかくらい、記事を読まなくてもわかるよ!
I don’t know ○○. でしょ?
…おっと、ひとつ言い忘れていました。
実はフルーダーは know という単語を一切使わずに“知らない”を言い表しているのです!
know を使わない“知らない”とは一体どんな表現なのか、一緒にチェックしていきましょう!
ホーンド・キングに捕まった理由とは…?
可哀想なことに、フルーダーはホーンド・キングの手下に捕まっている散々な状態で初登場シーンを迎えます。
自分はスパイなんかじゃない、ただの吟遊詩人だ ><
と必死に主張しますが、相手は聞く耳ゼロ。
思い返せば、ターランはヘン・ウェンが持つ予知能力に、エロウィー姫は光の球体を操る能力に、それぞれ目をつけられたのがきっかけでホーンド・キングの城にとらわれたのでした。
フルーダーも真実を見抜くハープという、いかにもファンタジー作品らしいアイテムをお持ちなので、それゆえホーンド・キングの手下に捕まったのかと思いきや…
ここが誰の城かなんて知らなかったんだよ。
通りがかっただけ。
コルドロン 00:31:01~
ただ通りすがっただけなんかい!!!
…というずっこけてしまうような理由で囚われの身になっていたのでした。
ターランがヘン・ウェンが城から逃がしてしまった以上、今はターランを監禁しなければならない理由も正直特にないはずですし…
ホーンド・キングって、というかホーンド・キングの手下って、ホント誰でも捕まえて監禁しちゃうんですねぇ…
しかし、ここがホーンド・キングの城だとは知らなかったと主張するフルーダーのこの台詞にこそ、まさにこの記事でお伝えしたい know を使わない“知らない”を表す英語表現が登場しているのです!
捕まってくれてありがとう、フルーダーさん!w
know の代わりに idea で表す “知らない”
この城が誰ものか知らなかったんです
これを know という単語を使わずにどう表すか?
もったいぶらずに、まずは実際に映画の中でのフルーダーの原語での台詞を紹介します。
こちらです!
I assure you I had no idea who owned this castle.
ここが誰の城かなんて知らなかったんだよ。I just happened to be passing.
コルドロン 00:31:01~
通りがかっただけ。
注目していただきたいのは上記の引用のうち黄色の蛍光ペンを引いた部分!
日本語ネイティブの英語学習者である我々の感覚だと、“知っている”、“知らない”の話になると、すぐに know を使いがちなので、
I didn’t know who owned this castle.
と言いたくなってしまうのですが、ここでフルーダーは didn’t know の代わりに had no idea という表現を使っています。
idea の意味はもちろん「考え」。
日本語の会話の中でも普通に使われるメジャーな単語ですね。
idea … /ai’diːə/ 【他動詞】②〔…についての/…という〕(漠然とした)理解、考え、見当〔of/(that)説〕
“○○を持っている”も私たちは安直に have を使いがちですが、購入などによって合法的に何かを所有している時には own という動詞が使われます。
家などを“持っている”ときには own が使われることが多いようです。
もっとも、ホーンド・キングがあのお城を合法的に所有しているとは考えにくいですが…w
own … /oun/ 【他動詞】①[SVO]〈人などが〉〈譲渡可能な物〉を所有する
idea who owned this castle =“この城を誰が所有しているかという考え”(own は文中では過去形ですが、細かい話をすると時制の一致の影響で過去形になっていると思われるため、あえて現在形で訳しています)に no という否定の言葉がついているので、“私はこの城を誰が所有しているかという考えを持っていなかった”、すなわち“私はこの城を誰が所有しているかまったく知らなかった”という意味になるのです!
文全体を見たときに登場する assure という動詞も比較的よく見かける単語なので押さえておきましょう!
意味は“保証する”で、ここでは、“本当にここが誰の城か知らなかったんだ、保証するよ!”といったニュアンスで使われています。
assure … /ə’ʃuər/ 【他動詞】①[SVO that 節]〈人〉に…だと保証する
実践編! have no idea を日常会話で使おう
ここからは実践編。
より日常的なシチュエーションで have no idea を使ってみましょう。
例えばお店などで聞き覚えのある曲が流れてきたけど、誰の曲だったかさっぱり思い出せないときにひとこと。
I don’t know who sings this song.
この歌、誰が歌っているかわからないな。
ここまでの記事を読んでくださったあなたなら、この文とほぼ同じ内容を know を使わずに言い表すことができるはずです!
idea を使って言い換えるとどうなるでしょう?
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正解はこちら!
I have no idea who sings this song.
何気ない日常会話ひとつとっても、突き詰めるといろんな表現があるのはとても面白いですよね!
そんな言い方もできるんだ~!
という発見がたくさんあるのも、英語の作品を見たり読んだりする楽しさのひとつだと思います♡
【まとめ】覚えたい便利表現 have no idea
最後に今回の記事の内容をおさらいしましょう♪
今回の記事ではフルーダーの台詞から know を使わず“知らない”を表す英語表現を紹介しました。
・I have no idea … . で I don’t know … . とほぼ同じ意味を表すことができるよ!
ちなみにフルーダーは結構おしゃべりなキャラクターなので、今後も面白い台詞がたくさん登場しそうで期待大です!



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