Disney+の配信作品を英語学習者視点でレビュー!
今回の作品はテレビシリーズ「アバローのプリンセス エレナ」のシーズン1第4話「若返りの泉」です。
基本データ
| タイトル | アバローのプリンセス エレナ (原題:Elena of Avalor) |
| 話数・サブタイトル | シーズン1 第4話 若返りの泉 (原題:Island of Youth) |
| 公開年 | 2016年 |
| 上映時間 | 24分 |
| 監督 | Nathan Chew, Elliot M. Bour |
| 脚本 | Becca Topol, Craig Gerber |
| 日本語吹替版翻訳 | いずみ つかさ |
今回の作品は、ディズニー・チャンネルで放送されたアニメーションシリーズ「アバローのプリンセス エレナ」。
「ちいさなプリンセス ソフィア」のスピンオフにあたるシリーズです。
この作品の主人公は、ソフィアが身につけている〝アバローのペンダント〟の中に閉じ込められていたアバロー王国のプリンセスのエレナ。
ペンダントから解放され祖国へ戻ったエレナが、友達や家族とともに数々の冒険を経て一人前の女王へと成長する過程が、全3シーズンの物語を通して描かれます。
アバローは中南米の国々がモチーフとなった王国で、カラフルで美しい世界観やラテン音楽のエッセンスが取り入れられたキャッチーな楽曲も大きな見どころ♡
今回はそんな「アバローのプリンセス エレナ」より、シーズン1 第4話の「若返りの泉」を取り上げます。
あらすじと見どころ
今日はエレナのいとこで王国の大臣を務めるエステバンの誕生日。
サプライズパーティーの準備が整うまでの間、エレナと友達のマテオはエステバンを船旅へ連れ出すことに。
当初は乗り気でなかったエステバンですが、地図に〝若返りの泉〟があると噂されるサンタロス島の名を見つけると態度が一変!
若い頃の生き生きとした自分を取り戻すべく、島を目指して意気揚々とエレナたちと海へ繰り出すのですが…
エステバンのこの野望、本当に叶うのでしょうか?
エレナのいとこで本来なら同世代にもかかわらず、すでに中年と呼んでいい年齢に差しかかっているエステバン。
その理由は、かつて悪者に協力を申し出たため、エレナや他の家族のようにペンダントや絵の中に閉じ込められずに済んだから…という、なんとも後ろ暗くてオタクの心をくすぐる設定の持ち主ですw
この「若返りの泉」は、そんなエステバンにスポットが当たる回!
自業自得とはいえ、ひとりだけ家族と同じ時間を歩むことができなかった彼の悲哀と、そしてそんな彼を温かく受け入れてくれるエレナたちの優しさを、英語の台詞からもじっくり味わえればと思います。
word数や難易度
作品の中に登場する単語すべての難易度をチェックしたところ、次のような結果になりました。
| word数 | 割合 | |
| ★★★ | 約1,775語 | 77% |
| ★★ | 約275語 | 12% |
| ★ | 約60語 | 3% |
| その他 | 約85語 | 4% |
| 固有名詞など | 約100語 | 4% |
| 合計 | 約2,295語 | 100% |
『ジーニアス英和辞典 第5版 用例プラス対応』(大修館書店)の重要度に基づいて単語数をカウントしています
1分あたりのword数の平均…約96語
これまでにもディズニー・チャンネルのアニメーションは何度かこのブログでも取り上げていますが、それらと比較しても、このエピソードの単語の難易度や台詞の量は平均的という印象です。
(ちなみに「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」のハロウィーンエピソードが約2,230語、「ライオン・ガード」のキアラ主役回が約2,400語でした)
物語の序盤こそ、エステバンの役職を表す chancellor 「政府高官」(作品内での日本語訳は「大臣」)や、船で冒険に出るにあたっての会話の中の nautical 「航海の」といった、日常会話であまり使わない英単語も多く登場しましたが、中盤以降は比較的平易な単語を用いてのやりとりが中心。
簡単すぎず難しすぎず、英語学習的には程よい難易度だと感じました。
また、オープニング曲やエンドロール込みでも約25分という短い物語ながら、登場人物のバリエーションが性格も年齢層も非常に幅広いというのもこのお話の特徴。
個人的に、登場人物のバリエーションが幅広いほうが、英語学習の教材としてが面白いと思っています^^(詳細は後述)
こんなあなたの英語学習におすすめ!
「アバローのプリンセス エレナ」の「若返りの泉」を使っての英語学習は、こんなあなたにおすすめです!
中南米が舞台の長編映画が好きなあなたにおすすめ
『ラテン・アメリカの旅』&『三人の騎士』(アルゼンチン、ブラジル、メキシコなど)、『ラマになった王様』(ペルー)、『リメンバー・ミー』(メキシコ)、『ミラベルと魔法だらけの家』(コロンビア)…と、ディズニーには中南米が舞台の作品がたくさん!
「アバローのプリンセス エレナ」の舞台は架空の王国で-あるアバローですが、そこには中南米の実際の国々の文化がふんだんに取り入れられています。
実際エレナたちの台詞の中にも、Abuela (〝おばあさん〟という意味)など、『リメンバー・ミー』や『ミラベルと魔法だらけの家』にも登場するスペイン語の単語がちらほら登場するんですよ!-
他の映画作品ともあわせて学ぶことで、きっと中南米の国々の文化や言語への理解が深まるはずです。
いろんな年齢の人物の日常会話を見たいあなたにおすすめ
「アバローのプリンセス エレナ」は登場人物の性格はもちろん、年齢層のバリエーションもかなり豊富なのが面白いところ。
ロイヤルファミリーのメンバーだけを見てみても、下は10歳のイザベルから始まって、16歳のエレナ、白髪が目立ってきた中年のエステバンに、そんな孫たちをあたたかく見守るフランシスコ&ルイーサのご高齢コンビ…とよりどりみどりですw
特に今回のお話は、若返りの泉の水の魔力でエステバンがどんどん若返ってしまう!という展開上、エステバンが青年の姿になったり子どもの姿になったりして、さらに年齢のバリエーションが広がります。
こちらの記事でもフランシスコおじいさまとイザベルの台詞を比較した通り、同じ話題について話していても、そのキャラクターの性格や年齢によって使う英単語に特徴が滲み出てくる場面も多数。
そういう一歩踏み込んだ楽しみ方ができるのが「若返りの泉」のお話の楽しいポイントです!
ちなみに、逆に「若返りの泉」はエレナやマテオと同年代で仲の良いゲイブやナオミが登場しないお話なので、彼らが登場する回では10代若者勢の中でどんな会話が飛び交うのかも気になるところ…
彼らの出番がたっぷりあるエピソードもいずれ取り上げたいです!
長編アニメに近い雰囲気の作品で学びたいあなたにおすすめ!
ディズニー・チャンネルのアニメシリーズは、
- 1話約25分という程よい長さ
- 長い目で見ると物語は繋がっているけど、基本的に1話完結スタイル
- ネイティブの小学生が理解できる内容
- 大人でもハマりだすと止まらない物語の面白さ
…と、まさに英語学習にうってつけの条件を兼ね備えているのですが、世間一般でイメージされる〝ディズニー作品〟と少し毛色が異なる作品が多いのもまた事実。
カートゥーン独特の絵柄や独特のコメディセンスがいまいちピンと来ないというディズニー好きのかたも、中にはいらっしゃるかもしれません。
本当は『美女と野獣』や『アナと雪の女王』のような、いかにもディズニーらしい長編アニメーション作品に挑戦したい!
でも1時間以上ある作品に挑戦する自信はまだない!
そんなかたに「アバローのプリンセス エレナ」はまさにぴったりの作品だと思います♡
プリンセスが主役で、ミュージカル仕立てで、魔法や冒険に満ち溢れた展開で…
おそらくディズニー・チャンネルのアニメーションシリーズの中では、かなり世間一般の〝ディズニー〟のイメージに近い作品ではないでしょうか?
25分というお手軽な長さから、ディズニーの王道ファンタジーの世界での英語の旅を楽しんじゃいましょう!







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