【ミッキーマウス クラブハウスで英語学習】should have+過去分詞で伝える!感謝の気持ち

学習記録

Momijiが実際にDisney+の作品を使って勉強する中で、気になった文法事項や表現を紹介していきます。

今回は「ミッキーマウス クラブハウス」のシーズン1第2話「ミニーのバレンタイン・プレゼント」より、「should have+過去分詞を使った感謝のフレーズ」のお話です!

バレンタイン・プレゼントをお届け!

いよいよこのエピソードに関する記事も、今回がラストとなりました~。

ピートに入場料の支払いを済ませて、公園の中に入ったミッキーとドナルド。
そこではミニーとデイジー(+プルート)がふたりを待っていました。

ミッキーから手作りカードを受け取ったミニーの反応はというと…

OH!
わあ!

WHY, MICKEY, IT’S SO BEAUTIFUL.
これを私に? かわいいカードね。

YOU SHOULDN’T HAVE.
とっても素敵。

ミッキーマウス クラブハウス シーズン1第2話 ミニーのバレンタイン・プレゼント 00:18:08~

ミニーが感激していることはよく伝わってきますが…ラストのフレーズ、少し耳慣れないですね。
ちなみにこのもう少し後、ドナルドからリボンをプレゼントされたデイジーも同じフレーズを使っています。

OH, DONALD.
素敵なリボンね。

YOU SHOULDN’T HAVE.
ありがとう。

BUT I’M SO GLAD YOU DID.
最高のプレゼントだわ。

ミッキーマウス クラブハウス シーズン1第2話 ミニーのバレンタイン・プレゼント 00:20:29~

今回はこのYou shouldn’t have.の謎を追っていこうと思います。

should have+過去分詞

実はこのYou shouldn’t have.、私がもっている電子辞書で検索をかけると、そっくりそのままイディオムとして見出し語になっていたりもするのですが…
それでは面白くないので、まずは文法的な視点から意味を探りましょう!

shouldは品詞でいうと〝助動詞〟にあたります。
その名のとおり、動詞にくっついて、その意味を〝サポートする=助ける〟役目をもつ品詞です。

英文法書の定番『徹底例解 ロイヤル英文法』(旺文社)の助動詞の章を見ると、can、may、mustなど助動詞ごとの用法がずらっとまとめられています。
(おそらくどの英文法書にも同様の章があると思うので、お持ちの方はぜひ確かめてみてください♪)

shouldの項目にまず登場する用法は「~すべきだ」
たぶん多くの人がshouldと聞いて真っ先に思い浮かべる意味がこれではないでしょうか?
はい、もちろん私もそうです!

では、2番目に登場する用法はどんなものかというと、should have+過去分詞のかたちで「~すべきだったのに」です。

簡単に言ってしまえば(shouldという助動詞そのものには過去形がないので)shouldの過去形みたいなものですが、それだけでは説明がちょっと不十分。
「~すべきだったのに」という言葉の裏に「~すべきだったけれど、実際にはそうしなかった」という意味が含まれています。
例えばこんな感じです。

You should have bought the bag.
あなたはそのかばんを買うべきだったのに。 ※実際には買わなかった

そして、これがshouldn’t have+過去分詞、つまり否定形の場合だと、「~すべきではなかった、けど実際にはそうしてしまった」という意味合いになります。

You shouldn’t have bought the bag.
あなたはそのかばんを買うべきではなかったのに。 ※実際には買った

〝遠慮〟で示す感謝は日英共通!?

お待たせしました!
上記をふまえたうえで、ミニーやデイジーが言っていたYou shouldn’t have.を辞書で引いてみましょう。
私愛用の『ジーニアス英和辞典』のshouldの項に、こんな成句が載っています。

You shouldn’t have done that!
(中略)
(2)(感謝して)そんなことはよろしかったのに, 恐縮です
¶This is for me? You shouldn’t have!
これをいただけるんですか? 恐縮です[どうもありがとう]《◆しばしばdone thatは省略される》.

『ジーニアス英和辞典 第5版 用例プラス対応』大修館書店

まさに今回のミニーやデイジーのシチュエーションそのまんまですね!
先ほどのshouldn’t have+過去分詞の解説にあてはめると、〝実際にはすでにしてしまったけれど、あなたは別にそんなことしなくてもよかったのに…〟という感じのニュアンス。
そこから発展して、プレゼントをもらったときなどに感謝を表す言葉として使える、というわけです。

この表現を目にして私が最初に思ったのは…〝なんだか日本語っぽい!〟ということ。
フォーマルな場だと、贈り物をもらったときに〝もったいないものをいただいて…恐縮です…!〟みたいに、遠慮ぎみな言い方をすることってありますよね。
英語でもこれに近い表現があることが私の中ではかなり驚きでした!

Thank you.以外にもいろいろある感謝を表すフレーズ、頭の片隅に置いておいてはいかがでしょうか♪

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