Momiji が実際にディズニーの洋書を楽しむ中で、英語的に〝気になるな〟〝おもしろいな〟と思った箇所を、解説とともにご紹介♪
今回は The Muppets Character Encyclopedia より、マペットたちのギャグセンスと英語の面白さが詰まったとある科学理論(?)を紹介します。
【今回のマペット】天才科学者ブンゼン・ハニーデュー博士登場!
ディズニーの幅広い作品ラインナップの中には善悪問わず〝天才科学者・発明家〟キャラが数多くいます。
『ベイマックス』のハマダ兄弟、『ルイスと未来泥棒』のルイス、『リロ&スティッチ』のジャンバ、「フィニアスとファーブ」のドゥーフェンシュマーツ、マーベル・シネマティック・ユニバースのトニー・スタークやブルース・バナー、シュリ etc.
〝ザ・マペッツ〟シリーズにも実はちゃんといるのです、数々の発明品を生み出した天才科学者キャラが!
その名もブンゼン・ハニーデュー博士!!!
便利な発明品を生み出すべく助手のビーカーとともに日夜研究に励んでいるブンゼン。
その研究の様子はYouTubeに公式動画もアップされています。
(若干ショッキングな映像かも… 閲覧にご注意くださいw)
この動画から、ブンゼンとビーカーの関係性、なんとなくつかんでいただけましたでしょうか。
全世界のマペットオタク(Momiji 含む)は、ビーカーの無事を祈る気持ちと〝今度はどんな酷い目に遭うんだろう〟という期待の気持ちで毎回板挟みになっているとかいないとかw
The Muppets Character Encyclopedia にも、そんなブンゼンとビーカーの輝かしく痛々しい研究の記録が多数掲載されています。
そんな中で私が注目したのは、各キャラクターの紹介ページに設けられている MUPPET FILE というプロフィールがまとめられたコーナー。
ブンゼンの紹介ページにももちろんこのコーナーがあるのですが、その中に妙な名前の科学理論を発見しました。
英語ならではのひねりのきいたそのおかしな科学理論について今回の記事では取り上げます!
どこかがおかしい!?科学理論の謎
The Muppets Character Encyclopedia で各キャラクターの基本(?)プロフィールを紹介するためにほぼ全ページに設けられている MUPPET FILE というコーナー。
デビュー作はすべてのキャラクター共通の項目ですが、それ以外の項目は〝好きな映画〟や〝特技〟、ときには〝学歴〟とマペットの特徴によって様々です。
ブンゼンにはどんな項目が用意されていたかというと…
- Debut (デビュー作)
- Favorite Invention (お気に入りの発明品)
- Greatest Theoretical Discovery (最大の理論的発見)
の3つの項目がありました。
さすが科学者!
その中で私が注目したのが Greatest Theoretical Discovery です。
ブンゼンは一体どんな理論を発見したのでしょう?
その答えは…
Greatest Theoretical Discovery Silly string theory
Shemin, Craig, The Muppets Encyclopedia, DK Publishing, 2014
silly string theory… って一体何!?
一瞬戸惑いましたが、この単語の並びの中でまず私の目を引いたのは string というワードでした。
string … 【名詞】ひも、(太い)糸
弦楽器のことを〝ストリングス〟と呼ぶこともあるので、日本語的な感覚でも意味のイメージがつきやすい単語ではないでしょうか?
ディズニーオタク的には、ピノキオが歌う「もう糸はいらない」の原題 I’ve Got No Strings に登場する単語でもあります。
そして theory の意味はというと…
theory … 【名詞】(事実・現象を説明する)学説、…論
〝ひも〟に〝学説〟…
科学には疎い Momiji ですが、この単語の並びを見てさすがにピンときました。
これってもしかして〝ひも理論〟ってやつ!?
ひも理論の定義については私はさっぱり理解できていないので、おとなしくデジタル大辞泉から同じ意味を表す「弦理論」の項を引用しておきますねw
げんりろん【弦理論】
『デジタル大辞泉』小学館、「弦理論」の項より
《string theory》粒子は大きさのない質点でなく、一次元の弦(ひも)で記述されると考える理論。1970年代に南部陽一郎、サスキンド、ニールセンがハドロンの理論として独立に発表。現在は超対称性を取り入れた超弦理論という統一理論に興味が向けられている。ひも理論。ストリング理論。
うん、やっぱり何度読んでもよくわからない!w
でも、国語辞典であるにもかかわらず、この時点で〝ひも理論〟の英語表記が string theory であると明記されているのは嬉しい発見でした!
念のため英和辞書でも string theory で検索してみたところ、普段このブログを書く際に使っている『ジーニアス英和辞典』には残念ながら見出し語としての取り扱いはなし…
でも少し上級者向けの辞書である『リーダーズ英和辞典』にはちゃんと見出し語がありました!
string theory … 《理》ひも理論
これで一件落着~… となれば良いのですが、ブンゼンが発見したのはただの string theory ではありません。
silly string theory なのです!
頭にくっついている silly はどういう意味かというと…
silly … 【形容詞】〈人・行為などが〉ばかな、愚かな、〈質問・考えなどが〉ばかばかしい、くだらない
ディズニー的には、短編アニメーションシリーズの〝シリー・シンフォニー〟や、クリストファー・ロビンがプーに呼びかけるときの silly old bear (日本語吹替では〝プーのおばかさん〟)でお馴染みの単語ですね。
ここまでの情報を総合して silly string theory を直訳すると〝おばかなひも理論〟となります。
う~ん、マペットの発見した理論が silly なのは重々承知なんですが、なんだか直球すぎてイマイチひねりを感じられないネーミング…
実は私が気づいていないだけで、
もっと面白い意味が隠されているのでは?
…と苦悩が始まってしまいました。
(我ながら平和な悩みだw)
Silly String のまさかの正体
silly string theory の面白みがどこにあるのか悩みに悩み、そんな理論は実在しないと知りつつも、とりえあず silly string と Google で検索をかけてみました。
すると…
検索結果に〝ひもスプレー〟というワードが表示されたではありませんか!
ひもスプレー…?
それって何…?
…と、いまいちピンとこないワードに首をかしげながら画面をスクロールしていくと、Wikipedia の記事が表示されました。
なぜか日本語版・英語版の両方の Wikipedia に記事があるという謎の充実ぶり!w
リンク先はあくまで Wikipedia なので、解説の内容を一概に信用するわけにはいかないのですが、それでも参考写真からは“ひもスプレー”がどんなものなのかは伝わってくると思います。
そう、 silly string とは、 スプレーからウニョウニョとひもが出てくるパーティーグッズのこと!
ブンゼンが発見した理論は、この silly string とstring theory =ひも理論をかけているのです!
日本語にすると〝ひもスプレー理論〟と言ったところでしょうか。
うん、どんな理論かは相変わらずよくわからないけど、ひも理論に比べるとなんだか一気にハードルが下がった気がしますw
そして、見たことはあるけど名前までは知らなかったパーティーグッズの正式名称まで学べて、なんだかちょっと得した気分ですし、何よりどこが面白いのかよくわからなかったジョークへのモヤモヤが解消されてすっきり!
この面白みと快感が伝われば嬉しいです♡
【まとめ】科学からパーティーまで!ブンゼンに学ぶ2つの英語表現
最後にこの記事で紹介した silly string theory のもとになった2つの英語表現をおさらいしておきましょう!
string theory … 《理》ひも理論
silly string … ひもスプレー
ちなみに string theory はかろうじて電子辞書の中で調べられたものの、 silly string はインターネットの力を借りて初めて意味が理解できた表現でした!
くだらないジョークに笑いつつ、普通の教科書や教材、あるいは辞書でも出会うことのない表現を知れるのが、マペット作品の楽しいところ♡
次回の学習記録でもどんな面白い表現に出会えるかお楽しみに!
コメント