【ちいさなプリンセス ソフィアで英語学習】everyのついた主語にご用心!?

学習記録

Momijiが実際にDisney+の作品を使って勉強する中で、気になった文法事項や表現を紹介していきます。

今回は「ちいさなプリンセス ソフィア」のシーズン1第17話「エンチャンシアのうた」より、「everyと動詞の関係」のお話です!

覚えてる!? everyの罠

英文法を習いたての頃、みなさんも主語の人称や数と動詞の形の組み合わせの法則を暗記しませんでしたか?
Iが主語ならbe動詞はam。
heやsheが主語なら動詞の後ろに-sをつける(〝三単現の-s〟ってやつですね)。
などなど。

そして、theyやthe studentsやthese booksといった三人称かつ複数の人・ものが主語の現在形の文の場合、動詞はbe動詞ならare、一般動詞なら原形のままとなる、と教わりました。

They are in this room.
(彼らはこの部屋の中にいます。)

The students study English.
(その学生たちは英語を勉強します。)

These books are on the desk.
(これらの本は机の上にあります。)

上記のような例文で〝次の文の動詞を正しい形に直しましょう〟というような問題をテストで解いたことがあるよ!というかたも多いと思います。

しかし、ときには例外もあります。
それは、主語となる名詞にeveryがついている場合
every student、every bookは、「すべての学生」「すべての本」と訳されることも多いので、一見すると三人称・複数のような気がしますよね。
しかし、厳密に言うとeveryは、「どの学生も」「どの本も」というように、3人・3つ以上のうちの1人・1つを指すための形容詞
なのでevery stutdentもevery bookも三人称・単数の扱いになるわけです。

つまり……

Every student studies English.
(すべての学生が英語を勉強します。)

Every book is on the desk.
(すべての本は机の上にあります。)

とういうように、現在形の文であれば、be動詞ならis、一般動詞なら三単現の-sがつくのが正解なのです。

メジャーな単語なのに、なんて意地悪で恐ろしい子なんでしょう、every…!
実際学校のテストなどで引っかけ問題としてよく登場するポイントです。

ソフィアとルビーの会話で実例をチェック!

そんなeveryの使い方をリアルな会話の中で改めて確認することができる絶好の教材だと思ったのが、エピソード開始直後のソフィアとその友達ルビーのこの会話。

It looks like every kid in the kingdom is here.
(国中の子どもがみんな集まってるみたいだね。)

They are!
(そうだよ。)

ちいさなプリンセス ソフィア シーズン1第17話 エンチャンシアのうた 00:00:58~

収穫祭で国家を歌う女の子を決める抽選会の会場に、たくさんの人が訪れているのを目の当たりにし、ふたりはこんな会話を繰り広げます。

接続詞のlike以下の文章の主語はevery kid in the kingdom
日本語吹替の訳も「国中の子どもがみんな~」となっていますし、意味の上では複数の人のことを言っています。
しかし、everyの効果によりこの主語は単数扱いになり、使われるbe動詞もareではなくisとなっているのです。

それを受けて、〝そう見えるだけじゃないよ、実際に王国中の子どもがみんな今ここにいるんだよ〟(さすがに王国中の子ども全員というのは大袈裟な気もしますが…笑)というニュアンスの返答をするルビーの台詞では、every kidがtheyに言い換えられていて、それに伴いbe動詞もisではなくareになっています。

知識として頭ではわかっていても、実際にこうして会話の中で使用されているシーンを目の当たりにすると、あらためてその違いが不思議に感じられておもしろいな~と思った次第です。

【おまけ】歌って覚えるeveryのルール♪

余談ですが〝everyがついたら単数扱い!〟を頭に叩き込むために、私は次のディズニーソングが効果的では!?と思っています。

DCappella – Ev’rybody Wants To Be A Cat

(ディカペラのカバーがあるんですね…! 私もいま検索してみて初めて知りました。カッコいい~♪)

そのディズニーソングとは、『おしゃれキャット』の挿入歌である「みんなネコになりたいのさ」です。

「みんなネコになりたいのさ」の原題は“Ev’rybody Wants To Be A Cat”
bodyとセットでひとつの単語になっている&everyの途中の2個目の”e”が省略されている、というイレギュラーなかたちではありますが、これもeveryがついた主語ということで、動詞のwantには三単現の-sがついています。

曲後半のいちばん盛り上がる部分ではこの曲名が連呼されているので、原語版で聴けばキャッチーなそのフレーズがおのずと記憶に残るはず。
everyが主語に入っているときに単数扱い?複数扱い?とふと迷ったときには、脳内でこの曲を流せば、〝♪Everybody wants to be a cat♪だから単数扱いだ!〟と思い出せるかもしれません!?
よろしければご参考までに…!

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